第一期(小1~高1)の沖縄はまだ本土色が薄く、
大手スーパーも少なく、「〇〇商店」という、
オバァが運営する駄菓子屋に日用品を足したような
小規模商店があちこちにありました。
うちの近所にはゴヤ商店という店があり、
菓子パンやおやつ等のちょっとした買い物はそこを利用していました。
買い物に行くと店先で店主のオバァが友人のオバァと方言全開で
おしゃべりをしていて、本土から越してきたばかりの私には
英語以上に何を言っているのか全く聞き取れませんでした。
店の仕組みもおおらかで、
レジもなく暗算かそろばんで会計をしていました。
ある日、土曜のお昼ご飯にチョコメロンパンを買って帰り、
食べようとすると、側面に白カビが発生してる事に気づきました。
驚いてゴヤ商店にカビたパンを持っていき、
「オバァ、カビてるよ」と交換してもらおうとしたら、
オバァはパンのカビた部分をちぎって捨て、
「うりっ、大丈夫さぁ」とそのチョコメロンパンをそのまま返してきました。
当時、小学校低学年だった私は、
そんなものなのかと持って帰りましたが、
さすがに食べる気にらず、そのパンは捨ててしまいました。
そのトラウマからか、今でも消費期限の確認には過敏になってしまっています。
今ではコンビニによって「〇〇商店」は離島や田舎以外、
すっかり駆逐されてしまいましたが、
昨今の異物混入に対する過剰な反応やそれに伴う大量の食糧廃棄等を考えると、
〇〇商店の持つ、良くも悪くも寛容な世界感の方が健全な気がします。
「うりっ、大丈夫さぁ」
大手スーパーも少なく、「〇〇商店」という、
オバァが運営する駄菓子屋に日用品を足したような
小規模商店があちこちにありました。
うちの近所にはゴヤ商店という店があり、
菓子パンやおやつ等のちょっとした買い物はそこを利用していました。
買い物に行くと店先で店主のオバァが友人のオバァと方言全開で
おしゃべりをしていて、本土から越してきたばかりの私には
英語以上に何を言っているのか全く聞き取れませんでした。
店の仕組みもおおらかで、
レジもなく暗算かそろばんで会計をしていました。
ある日、土曜のお昼ご飯にチョコメロンパンを買って帰り、
食べようとすると、側面に白カビが発生してる事に気づきました。
驚いてゴヤ商店にカビたパンを持っていき、
「オバァ、カビてるよ」と交換してもらおうとしたら、
オバァはパンのカビた部分をちぎって捨て、
「うりっ、大丈夫さぁ」とそのチョコメロンパンをそのまま返してきました。
当時、小学校低学年だった私は、
そんなものなのかと持って帰りましたが、
さすがに食べる気にらず、そのパンは捨ててしまいました。
そのトラウマからか、今でも消費期限の確認には過敏になってしまっています。
今ではコンビニによって「〇〇商店」は離島や田舎以外、
すっかり駆逐されてしまいましたが、
昨今の異物混入に対する過剰な反応やそれに伴う大量の食糧廃棄等を考えると、
〇〇商店の持つ、良くも悪くも寛容な世界感の方が健全な気がします。
「うりっ、大丈夫さぁ」